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クレソンの花

地域の小河川の清掃作業に参加した。小川は藻が多く泥の中はジジミや巻き貝が大量でひしめきあっていた。今は農薬を控えているのでこんなに多いと地元の人が教えてくれた。きれいに洗えば食べられるそう。昔の人は日常的に食用していた地域もあったようだ。道を隔てた川にはクレソンが白い花を咲かせている。でも野生なので食べれないようだ。珍しいと思い詠んでみた

 

せせらぎや

   クレソンの花

      満ち溢る

 

(せせらぎや クレソンのはな みちあふる)

 


肥えた鯉

家の近くに水量たっぷりの用水路があって時々小魚を見かける。この日は太い30センチほどの鯉がゆったり泳いでいた。30年ほど前はここで天然の鰻を一匹見つけた。それもやっぱり肥えていた。

季語を「藻の花」にしようとも考えたけど、鯉より花が際立つと思い直して「夏の川」にした。口をぱくぱくしながらお腹を空かせた太っちょの鯉を表現してみた

 

夏の川

   ぼつてりの鯉

      口開く

 

(なつのかわ ぼってりのコイ くちひらく)

 

花器と薔薇

母の形見は沢山あるけど、一緒につくった手捻りの水色花器は特に感慨深い。そのなかに庭の草花と一緒に薔薇を添えてみた。薔薇は母が気に入って庭に植えたもの。紫陽花もお気に入りだった。

 

百才の 

   形見花器や

      薔薇を盛る

 

(ひゃくさいの かたみかきや バラをもる)